活動紹介
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【enPiT-everi科目紹介】自動車の自律走行とサイバーセキュリティラボ ~画像処理を用いた自律走行と、脆弱性を最小化する高度な技術~
この科目は、前半のミニカーを使った自律走行演習の部分と、後半の自動車にハッキングを試みるサイバーセキュリティ演習の2つに別れています。
2019年8月10(土)~8月24日(土)に自律走行演習、9月7日(土)~9月21日(土)にサイバーセキュリティ演習を広島市立大学情報科学部棟で行いました。
前半の自律走行演習では写真のように、ミニカーが車線に沿って自分で走るように白線や物体を認識するプログラムを作っていきます。
受講生が操作することなく、ミニカーが車線に沿って曲がったり、他のミニカーの前で停車したりしてコースを周回しているのには、受講生の間でも「おお~」と感嘆の声があがりました。うまく走らせるにはなかなか難しい様子でしたが、その分思った通りに走らせることができると達成感を感じられるようです。
また、複雑なプログラムになると処理速度が追いつかなくなるため、ハードウェア化して処理速度を向上させる方法についても学びました。授業用に簡単化してありますが、自動運転に必要な要素をしっかり学べる授業だと思います。
後半のサイバーセキュリティ演習では、自動車にハッキングを仕掛ける手法について学習します。
最初に、ハンドルを触っていないのにクラクションが鳴ったり、ドアロックをガチャガチャと誤動作させたり、といった操作が運転席ではなくノートPCから行える様子を見学し、それをどういった手順によって実現したか、手順をひとつひとつ習得します。自動車が高度化してネットワークに接続されるようになるとますますセキュリティは重要になるので、ハッキングの危険性について実際に体験して感じられる良い授業だと思いました。
前半後半ともに、自動運転に携わる予定の方にぜひとも受講していただきたい授業です。
(広島市立大学 平見信之)
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